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Canine Nutrition Certificate (Cert.CN)の終了証

先日、晴れてのCanine Nutrition Certificate の終了証を頂くことが出来ました!

実は私は4年前から、「栄養学を本格的に学ばなくちゃ!」
…と思い続けていました。

というのも、愛犬ボーダーコリーのアンディは幼少期から酷い下痢症状があり、幼少期から1歳あたりまでは正常な便をしている日は、ほとんどありませんでした。基本は、軟便~水便で血便も頻繁にありました。

当時、いくつかの動物病院で診てもらったり、様々な精密検査をしても原因不明としか言われず、途方に暮れる日々でした。

最終的には、精密検査する項目もほとんどなくなってしまい、動物病院から「そういう体質もあるからね~」と言われてしまいました…
(動物病院を批判しているわけではありません。)

下痢は症状であり、体質ではない!と思った私は、そこから動物の栄養学、生理学、病気、寄生虫などの書籍や論文を読み漁りました。実はドッグビヘイビアリストの勉強過程で栄養学を学ぶことはほとんどないので、大変だった記憶があります。

犬の栄養資格を持った方に教えてもらったレシピを作っても、ゆるゆるな便が続き、原因が分からない…なんてこともありながら、試行錯誤を繰り返しながら、なんとかアンディ2歳のお誕生日あたりには、正常な便の回数も増えるようになりました。

そんなこんなで栄養関連でかなり悩まされた経験がある私ですが、今まで多くの犬のカウンセリングを行ってると、栄養と行動が密接に結びついているのではないかと思う場面にたくさん遭遇してきました。

特に、異食症(食糞、尿を舐める行動を含む)は、その代表格ではないかと思います。

なんとなく原因は栄養と分かるのに、詳細なアプローチ方法が分からないときは、もどかしいことも多々ありました。

そんな中、昨年からやっと本格的に犬の栄養学を学ぶことができ、今までの点と点が線で結びつくことで、腑に落ちることが多々あり、非常に楽しかったです。

最近のカウンセリングでは、お客様の愛犬に栄養面のアプローチも複合的に行いながら、行動変容のプログラム作成を出来るようになり、それに伴い、犬にとっても負担が少なく行動の変化スピードも比較的早くなってきました(栄養改善を行っただけで、リラックスする頻度が格段に上がったケースも多々あります!)

私が今回学んだ機関は、COMPANION ANIMAL SCIENCES INSTITUTEというカナダの機関です。

ホームページのトップには、

行動の自然科学における高度な自習型の距離/オンライン 学習プログラム を提供し、世界中の動物分野の専門家  が業界標準をはるかに超えて動物行動のスキルと知識を拡大できるよう支援します。(筆者翻訳)

引用)COMPANION ANIMAL SCIENCES INSTITUTE

と記載がありますが、文字通り犬の栄養に体系的かつ中立な立場で学ぶことができました。

このコースでは、調理済み・生肉・ベジタリアン(ビーガン)についても学べるのですが、これらは日本ではあまり取り上げないトピックかと思います。(私のリサーチ不足かもしれませんが…)

今回の受講で学んだ内容を少しだけ、ご紹介したいと思います。

Canine Nutrition Certificateで学ぶ内容

以前ドッグビヘイビアリストの資格取得のときも同じでしたが、こちらも同様に回答を仕上げるまでに、1冊の教科書を読みこみながら、何本もの論文を読み、回答を書き上げていく作業を行います。

因みに、Canine Nutrition Certificateで学ぶ内容は以下です。

・さまざまな種類のエネルギーについて説明するときに使われる専門用語
・代謝率について議論する際に使用される用語
・エネルギーバランス
・犬の食事量を決定するために必要な計算方法
・ドッグフードにおける「総合栄養食」の意味するところ
・栄養素の基本情報

・ミネラルの働きと利用可能性
・マクロミネラル、マイクロミネラル、微量ミネラル
・ミネラルとビタミンの違い
・ビタミンの特徴
・ビタミンとビタミン様物質との違い
・水の機能
・水分の必要量に影響を与える要因

・唾液の働き
・消化に関わる主な構造
・酵素
・胃の働き
・胃の排出に影響を与える要因
・小腸の働き
・膵臓、肝臓、胆嚢の消化への関与
・栄養素の吸収
・大腸の働き

・摂食方法の種類
・カロリー要求量
・妊娠期の栄養
・授乳期の栄養所要量
・離乳
・大型犬・超大型犬の子犬に特有の要求事項
・老年期に必要な栄養
・ペットの加齢に伴う栄養面での変化

・市販のドッグフードの栄養成分
・アフラトキシンとエンドトキシン
・マーケティングコンセプト
・化学的防腐剤と天然防腐剤
・家庭料理の要素
・タンパク質と炭水化物の調理
・サプリメントと料理
・家庭で調理された食餌を使う理由
・市販の生食用飼料とミックス
・生食の構成要素
・生ものを与えることの安全性
・ベジタリアン/ビーガン食の安全性と有効性
・ベジタリアン/ビーガン食のための材料

※筆者翻訳

引用)COMPANION ANIMAL SCIENCES INSTITUTE

犬の栄養学に興味がある方・犬の栄養に関する仕事をする人にとっては、非常に気になる内容ではないでしょうか。

こちらの機関の先輩方は世界的にご活躍されている方が多くいらっしゃり、その方たちが所属するコミュニティの参加するようになったことで、日々情報がアップデートされています。

引き続き、まだまだ栄養面も行動面も情報をアップデートしていますので、皆さんにマニアックなお話たくさんさせて頂きます!

辻菜津美Cert.CN