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ご感想:自傷行為で一部毛が剥げてしまったミックス犬

つじ
つじ

大阪で活動している認定ドッグビヘイビアリストです


南イリノイ大学で犬猫の基礎栄養学~臨床栄養学を学び、総合栄養食の手作り食レシピ作成も行っています。

症例プロフィール

・ミックス
・3歳
・雄(去勢済)

主なお悩み

・自傷行為
・様々なものに対する極度の恐怖反応

経緯

先日急に尻尾や足の毛をむしってしまいました。

動物病院で診察しても特に異常は無く、「常同行動だと思う」といった見解でしたが、心当たりがなくどうして良いかわかりません。

今は毛が抜けた箇所を舐めようとするのでエリザベスカラーを装着し、包帯を巻いていますが、とても怖がり、包帯を触ると、癇癪を起こしパニックになります。

また一晩中落ち着かずエリカラを外そうとしたりどうにか舐めようとすることもあります。

ご感想

うちの子はある日突然に足の毛をむしってしまい、足舐め行動が始まりました。

動物病院で常同行動の疑いと診断され専門の先生を探すことになりました。

ただ、常同行動のきっかけとなる大きな環境の変化が思い当たらず、また薬を使うような対処療法ではなく、生活改善や家族とポッチ(愛犬のお名前)との向き合い方を考え直したくて、辻先生にお願いいたしました。

先生にお会いするまでは、ノイローゼになりそうなほど思い詰めていたこともありました。

カウンセリングでは、臆病な性格から出来ないことが多く、それがストレスの一因だとご指摘いただき、しつけや遊び、食事など多岐にわたりご指導いただきました。

これまでは出来ないことがあると回避させていたことから、出来ないことが増えてしまい、それが生活の質を落としてしまっていたようです。

何度かご指導いただき、出来ることが増えるとともに、足舐め行動が減っていきました。

家族も成長ぶりに驚いています。

今後も教えていただいたことを実践し、この子の生活が豊かになるように務めてまいります。

自傷行為により、毛が一部無くなってしまったときのお写真