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南イリノイ大学「犬と猫の栄養証明書」

つじ
つじ

大阪で活動している認定ドッグビヘイビアリストです


南イリノイ大学で犬猫の基礎栄養学~臨床栄養学を学び、総合栄養食の手作り食レシピ作成も行っています。

実は…

今年の春ごろから、アメリカにある南イリノイ大学(Southern Illinois University)の遠隔プログラムである「犬と猫の栄養証明書(CANINE AND FELINE NUTRITION CERTIFICATE)」を受講していました。

Dr. Amer AbuGhazalehのご指導の下で、先日やっとプログラムを終えることができました!

私自身、以前から既に犬の栄養学を学んでいたことから、なんとかこのプログラムのレベルにもついて行くことができました。

初めて犬や猫の栄養学の勉強を始める方には、かなり難しい内容であるように感じました。


▼以前の「犬の栄養証明書」コース

犬の栄養終了証 Canine Nutrition Certificate (Cert.CN)

南イリノイ大学「犬と猫の栄養証明書」で学ぶ内容

このプログラムでは、主に教授の音声解説付きのパワーポイント・スライドを使用しました。
その他にも、指定の書籍も使用します。

※約50種類の学ぶ項目があり、合計スライド数は1000枚以上
以上からも、かなりのボリュームであることが分かると思います。

因みに、 犬と猫の証明書(CANINE AND FELINE NUTRITION CERTIFICATE) で学ぶ内容は以下です。

栄養学入門
・犬の消化管と消化プロセス
・炭水化物の消化と代謝
・脂質の消化と代謝
・タンパク質の消化と代謝
・各ビタミンの消化と代謝
・各ミネラルの消化と代謝

犬と猫の栄養学

・犬と猫へ五大栄養素の作用
・ライフサイクル (成長、維持、妊娠、授乳、高齢者、パフォーマンス) における栄養要件と給餌
・食品加工、評価、表示
・健康な犬と猫の栄養計算の方法


コンパニオンアニマルの臨床栄養学 

・肥満

・癌

・糖尿病

・尿路結石症

・皮膚疾患

・肝臓および腎臓障害
・胃腸障害
・心臓病
・疾患を持つ犬や猫の栄養計算の方法

課題は、

・課題クイズ(時間制限あり)
・記述式の課題
・テーマに沿った犬や猫への最適なレシピ作成


このプログラムで一番楽しかったのは、各テーマに沿って「健康な犬猫」「何かしらの疾患を持っている犬猫」に栄養要件を満たしたレシピ作成をする課題です。

疾患(肥満、癌、糖尿病、尿路結石症、皮膚疾患、肝臓および腎臓障害、胃腸障害、心臓病など)を持つ犬猫のレシピ作成を行い、教授からフィードバックを貰える機会は、かなり貴重ではないでしょうか。

※作成したレシピは、教授からは「This was an excellent diet !」と褒めてもらえました!
また成績はなんとかトップ2に滑り込むことができました。

まとめ

このプログラム内容は、かなり高度ですので「犬や猫の栄養学を本格的に学びたい」「犬や猫の栄養士になりたい」方にとっては、非常に役に立つと思います。

「犬」と「猫」の両方の栄養学を学べるのも、このプログラムの強みだと思います。
特に猫の栄養学を勉強できるところは、かなり希少性が高いのではないでしょうか。


栄養は、人間を含む動物にとって、健康面・行動面に、様々な影響を及ぼします。

これからも、1匹でも楽しく生活できる飼い主&愛犬が増えるように、「行動」「栄養」ともに情報のアップデートを行っていきますので、楽しみにしておいてください。

市販フードから手作り食に変えた、ご感想


※猫のレシピ作成は、現在大変多忙であることから、そちらまで手を回せない状態です。
将来的に、時間の余裕ができましたら、猫のレシピ作成・サービスも実施したいと思っております。